毎日、少しずつ

息子は毎朝近所のバス停からスクール・バスに乗って学校に行きます。

そのバス停からは息子の他に4〜5人の小学生がバスに乗るのですが、そこに送ってくるお母さんたちのうち2人はほぼ毎日、散歩を予てなのか、犬を連れてきます。

一匹はちっちゃくて、もう一匹はでかい(セントバーナードとゴールデンレトリバーの混血か何かということ)。

飼い主でもある他の子供達はいつもその犬達とじゃれて遊んでいてとても楽しそう。実際、2匹ともとってもフレンドリー。いつもしっぽを全力で振ってます(笑)。

息子は犬にあまりなじみがないまま育ったので、その犬達がちょっとコワい。犬達が、「あそんであそんで」って感じで、寄って来るとひゅ〜っと、びびって逃げてました(笑。息子は奈良公園の鹿も最初は泣いて怖がって逃げていた・・・笑。)

でも、他の子供達の様子を見ていると本当に楽しそうだし、犬もやさしそう・・・だから、ず〜っと興味はあったんですよね。でも、近づいては逃げ、近づいては逃げ・・・

そんな息子の様子を見て二人のお母さんが口々に「時間がかかるものよ、大丈夫」って息子と私に言ってくれていました。小さい犬の方の飼い主さんは「このサイズの犬は犬と仲良くなり始めるためには、ちょうどいいよ」と言ってくれて、大きい犬の方の飼い主さんは「この子はおっきいから、慣れるまでに時間がかかるよね〜」と言ってくれていました。

そして私はそれらの言葉を聞いて、なんか、すごい寛大で愛情のある言葉だな〜と思っていました。

まさしくうちの息子が犬達と仲良くなろうと試行錯誤している様子を「見守ってくれている」という感じ。

そして毎日少しづつ犬達との距離を縮めてきた息子は、ついに、ついに、昨日今日とそのちっちゃい犬とでかい犬に触る(なでるじゃなくてちょっと触る、というレベル。笑)ことができるようになり、息子に会ってなぜか喜んで(笑)犬達が寄って来ても逃げなくなり・・・という段階にまで来ました。

そのお母さん達も「お〜、やったね~♫」って感じでにこにこ。

私も特に犬好きじゃないんで(笑)、別にどうしても仲良くしなさいとは思わないんですけど、興味があって、仲良くなりたくて、でもコワい、という状態から一歩踏み出して、ちょっとコワいけどでもやってみたいことをする・・・という経験を息子がしているんだな〜、と思っているので、それは応援したいと思ってるんですね。

それで、そのお母さんたちが、「見守ってくれる」なか、その犬達と仲良くなりたくて、ほんとに毎日ちょっとずつ(文字通り「一歩」ずつ。笑)そのミッション(?)にチャレンジして達成しつつある息子を見ていて、あ〜、きっとこうやってなんでも毎日ちょっとずつ、一歩ずつ、やっていけば、ちゃんとできるようになるんだよね〜、って思ったんですよね。

そしてそういうことを息子ができるような「スペース」を私がちゃんと創ってあげないといけないんだよね〜、と少し反省。私はそのお母さん達が息子の「わんこチャレンジ」のときにしてくれていているように、息子が何かをスムーズにできないときに「にこにこ笑って見守ってる」って、なかなかできていないように思ったのです。

そして自分に対しても。

したいことはあるけど、でも、いつもすんなりとチャレンジできるわけでもないし、達成できるわけでもない。そんな自分自身に対してもちょっと余裕を持って見守る、という感じを、もっと持った方がいいんじゃないかな〜って。できればにこにこしながら。

だって、毎日少しずつ、一歩一歩進んで行けば、コワかった犬とも仲良くなれるんだから!