信号が赤の時
いいコーチングをするための一番の近道。それはいいコーチングを受けること、だと思っています。加えて、コーチングの効果は自分も実感するところであります(じゃないと商売?にしないし^^)。
だから、今は不定期にではあるのですが、コーチングを学んで本格的にコーチとしての活動をするようになってから、自分が学んだコー・アクティブ・コーチングだけでなく、複数の違う「流派」のコーチのコーチングも受けてきています(複数なので、一人のコーチから受けるコーチングの頻度はそれほど高くなくて、この方式が良いのか悪いのか分かりませんが、ちょっと「あきっぽい」傾向のある私には&現在の私には、これが良いような気がしています)。複数の違う「流派」のコーチングを受けているのは、クライアントとしてもですが、むしろコーチとして成長するためには色々なコーチングを身を以て経験した方が良いように思うからです。
偶然なのか必然なのか分かりませんが、私自身の課題とクライアントさんの課題がオーバーラップするようなことがよくあります。どこか(昔の)私と似たような方がクライアントさんとなる傾向があるからだとは思います。また、自分にとって切なる(切だった)問題を相手(クライアントさん)にも見てしまう、あるいは逆に相手(クライアントさん)によって自分の中の何かが浮き彫りになる、ということが起こりがちだからかもしれません。これはいわゆる『客観性』云々を大事にする人たちからするとけしからんことなのかもしれませんし、ニュートラルに相手(クライアントさん)を見ることができていない、ということなのかもしれません。そしてこれには「危険」が伴うと思っていて、自分で意識を向けて注意すべきだとも思っています。ただ、一方で、自分が何をしているか分かっていれば、コーチとしての私は、今は、これでいい、これがいい、と思ってます。自分のスタイルとしてそうだと思っていますし、「どこかしら(昔の)私と似たような」クライアントさんにとっては、今のところは、このスタイルの害よりも益の方が勝っているようだ、という気がしています。
先日、自分が受けたコーチングに近いサービスで(その人は「コーチ」ではないのですが、自分的には、ほぼコーチングを受けている感じなので)、現在の自分の状況について言われた&自分の中から出て来たイメージというかメタファー(比喩)がありました。そして、少ししてから、あ、このイメージ/メタファー(比喩)、この人にも伝えたい!と思うようなやりとりがあって、それをその方とシェアしました。
このイメージ/メタファー(比喩)は、いわば「(人生において)焦っちゃう自分」を表しているもので、自分にとっては長い間の「課題」で(若い頃に比べればかなり解消されてきたとは思うのですが〜亀の甲より年の功ってやつですね)いろんな言葉でもって自分なりに言語化してきたものでした。でも、このイメージ/メタファー(比喩)がこれまでのどれよりも自分にはしっくりきて、自己理解がより明確になったと同時に、このイメージ/メタファー(比喩)が浮き彫りになることによって、「ああ、焦んなくても全然いいじゃん」と(まあ、それでも焦ることが全くなくなる、というわけじゃないんですけどねf^^;)ということが、今までで一番腑に落ちたように思えたのでした。
これはあくまで「私の場合」なので、同じイメージ/メタファー(比喩)が、私が直近でやりとりした方を含めて他の方にどのような作用や結果をもたらすかは分かりません。ただ少なくても、「私」にはかなり効いた&効いているので、以下、綴ります。って、こんなに長い前置きするほどのことじゃないかなと思うんですが(笑)。
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今の自分(そしてひょっとして、あなたも)は、まるで「ニューヨークのストリート」をずっと走って(ジョギングしてきて)いる途中で赤信号に出くわした時の様。ちゃんと時間が経てば赤信号は青信号に変わるから、その時に道を渡ればいいだけなのに、待ちきれなくて、赤信号のところで前だけを見てひたすら走っている時と同じような勢いで足踏みしている。信号はちゃんと青に変わるのに、それを信じられずに待ちきれずに、焦っている。もう2度と信号が青に変わらないのではないかと恐れている。そんなことは、決してないのに。
赤信号の時に足踏みしてても、疲れるだけ(笑)。
赤信号の時に飛び出すと車に轢かれてけがをするだけ(汗)。
信号は必ず青になる。そのときにちゃんとしっかり渡れるように、自分の呼吸を整えておくのが肝心なのに。
多かれ少なかれ、私もあなたも赤信号に出くわすと焦る傾向があるみたい。
信号は必ず青になる。そのときに、ちゃんと渡れるようにしておくことの方が大事。そのためには、今、することは、走っているときと同じような勢いで足踏みすることじゃあない。
人生は、ジョギングと似てるけど、違う。
だから、足を止めても大丈夫。
走りたいなら、必ず、また走って横断歩道を渡ることができる。
ひょっとしたら、今度は歩きたくなるかもしれない。だったら歩けばいい。
どちらにしても、必ず、私は(あなたは)横断歩道を渡るのだから。
赤信号の時は、足をとめて町の景色を楽しんだり、行き交う人たちを眺めたりする方が、きっと、もっと楽しい。
信号が赤のうちは、赤の時にしか見られない景色や感じられない空気を堪能しませんか。
お互いに。

