「サッカーさせてて良かった」by 夫

息子のサッカーチームには、ボランティアでコーチをしてくれいている方(チームの子のお父さん)が数名いるのですが、そのうちの一人の方がある日子供達にこういう風に指導していたのを私の夫が聞いたそうです。

「シュートするチャンスがきた、と思ったら、とにかくシュートするんだ。入るかもしれないし、はずれるかもしれない。それは分からないけど、その時シュートするチャンスを逃してしまったら、もう2度とそのチャンスは来ないんだから。」

英語だったし、正確なところは分からないのですが、こんな感じ。で、夫曰く
「・・・ってマイク(お父さんの名前;仮名)が言うのを聞いてさ、ああ、サッカーさせてて良かったな〜、って思ったよ。」とのこと。

それが、随分と感じ入ったように言うのです。

後日ちょっと興味があったので、あれって、どういうことだったの?と聞いたところ:

「限られた時間で素早く何かを判断しないといけないことってあるじゃない。それがその後のすごく重大な結果につながったりする。そのとき、ものすごく訓練されていたら違うかもしれないけど、マニュアルとかって役に立たないことがあるじゃない。そういうときに、後でああすれば良かった、っていくらでもでも言えるけど、やっぱり実際その場その時になると、すごく難しいと思うんだよね。サッカーみたいなスポーツをしてれば、大局を見た上で、限られた時間で自分がどうしたらいいか、って、ものごとを素早く判断することが、鍛えられるんじゃないかな〜、と思って」

みたいなことでした。

ちなみに好き嫌いとか良い悪いじゃなくて、他のスポーツを例にあげて、そのスポーツだとまたちょっと違う(ところが鍛えられるけど、そういう部分はサッカーほどには鍛えられない)んじゃないかな〜、みたいなことも独り言してました。

ちなみに私は最初にマイクさんが言っているのを聞いたときは、「なんか人生と似てるね〜」と、もうちょっとおおざっぱな感じにとらえて「ほおほお、なるほど」なんて思っていたんですよね。サッカーをする友人が言っていたことの受け売りですが「ほんと人生みたいね」って。で、私の結論めいたものをしては、「そっか、やっぱりチャンスが来たと思ったら、とにかくシュートを撃たないと始まらないんだよね。外れようがなんだろうが、“同じ”チャンスはもう2度と来ないんだから」みたいなことでした。

で、真理じゃ〜ん、って思って、一人悦にいっておりました(笑)。

で、夫は私の感覚を否定するわけではなくて、ただもうちょっと狭い範囲というか、普段持っている問題意識のようなものに「響いた」らしくて、上記のようなことを言ってました。

ちなみに「それって仕事のこと?」と聞いたら「仕事もそうだけど、たとえば目の前にけが人がいて、その時に、その人を助けるべきか、助けを呼ぶべきか、電話するべきか、何がベストか、限られた時間で判断しないといけなくて、その判断ミスが重大な結果につながったりする、とか」ということ。あと、「たとえば目の前にけが人がいて、すぐそこで火事があって、けが人を助けるスペシャリストがいても火事を消すスペシャリストがいても、両方の事を同時にどうハンドルできるかというとまた別のことで、ひょっとしたらどっちの専門性も役に立たなくて、やっぱりその場で限られた時間で判断しないといけないじゃない」とか・・・なんか、そういう(あ、このけが人と火事っていうのは、”例”だと思うんですけど)「問題意識」を彼は常日頃から持っていたらしいのです。

で、けが人や火事は例として出したとは言え、夫は「いやあ、目の前にけが人がいたらどうするのが一番いいんだろう、って思うよ〜」とかなりホンキで言っていて「え、あんた普段からそんなこと考えてたの?」と思って、普段全くそんなことを考えていなかった(なにもかも行き当たりばったりな??^^;)私はびっくりいたしましたが(そしてこの人は「自分と違う〜」と思ったのですが。笑。)。

実は私は基本的にスポーツ観戦にあまり興味が無くて、息子のサッカーの試合も「仕方なく」見てるママ(笑)で、恥ずかしながら(すみませんっっ)”オフサイド”が何かも最近ようやく分かったのですが(笑)、サッカーってこんな風に見ることができるのだ、へ〜、面白いね〜、なんて思いました(ま、普段は、ただきゃ〜きゃ〜とゴールが入ったとか入らないとか騒いでいるだけのただのしろうとですが)。

で、同じ言葉でも夫と私の「響く」ポイントの違いが(根本は似ていても)、ちょっと面白いな、と思った、サッカー体験(?)でありました。

・・・とは言え、もちろん、こんなことばかり考えてサッカーさせてるわけではないですよ^^