「とほほ」な時にどうするか

昨日、NYにはまた寒波がやってきて、雪となりました。その影響で、私が乗るはずだった国内線の便がキャンセルとなってしまいました。代替の便は今日の夜のものしかとれなかったので、私は結局一日かけて、大荷物を持って吹雪の中JFK(ジョン・F・ケネディ空港)まで行って帰ってきた(だけ。笑)という顛末となりました。(朝、家を出たときはまだそれほどひどくなくて、昼過ぎの便だったので、なんとか飛べるかな・・・と思ったんですけどね。)

こういうことって色々な意味でストレスフルですよね。まず、飛行機が飛ばないから、予定していたことができなくなる!困る!天候のため交通機関がいつものようには動かないから、空港から帰宅しようとしてもなかなかスムーズにいかない!(まず、空港から出るのが大変だった^^;;)。空港に到着したらすぐに預けるつもりだった荷物をずっと抱えて右往左往したので、お、重い、肩も腰も、い、痛い。ちょっとした外の移動でも吹雪いているから、さ、寒い!雪だから、スーツの“ころころ”もうまく回らないし・・・とほほ。

で、私はコーチなので、いやいや、こういうことがあってもイライラしません、怒りません、ぶちきれません・・・かというと、そういうことは全くありません(笑)。聖人君子じゃないし!!ほんとは空港に到着する前にキャンセルのことは分かっていたので、そのまま一度帰宅しようと思ったけど結局一度空港まで行って次のためのアレンジもしたのですが、そのことを勧めた夫に対して「だ〜から、家に帰るって言ったじゃん!!こんなに大変な思いをしてるのはあいつのせいだ〜〜」と心の中で悪態をついたりもしておりました(八つ当たり。笑)。それから、便がキャンセルになった時はまだそれほどひどい雪のようには見えなかったので、「だ〜いたい、なんでこれっぽちの雪でキャンセルなわけ??千歳でこんなのあり得ないし!アメリカの航空会社、たるんでるんじゃない??」と、やはり心の中で文句言ってました。

ただ、コーチングに関わるようになってからの変化としては、そういう状態の自分をちょっと離れてみる事ができるようになっていることです。上記のように悪態をついてしまう自分について、「あらまあ、また八つ当たりしてますね〜」とか「おいおい、それ、千歳とかアメリかとか、あんまり関係ないのに、またそういう類いの文句言って〜」とか「いらいらメーター、振り切ってる?」とか、自分について心のどこかで実況中継ができるようになっている。

何かの出来事に対して生じるネガティブな気持ちや感情。それをムリにおさえる必要はない、と私は思います。だってそれは「生じる」ものだから。ただ、その生じたものを、「どう扱うか」というところに、コーチング的な知恵が有効です(この場合、セルフ・コーチングに近いものとなりますが)。

自分についての実況中継ができるようになると、自分の置かれている物理的な状況や、今の自分の精神状態や感情を、ある意味「客観的」に見ることができるようになります。そして、

「いや、でもお天気のことは、どうにもできないしね〜」とか「便はもうキャンセルされちゃってるから、文句言っても、別にいいことないし」とか「まあ、実際空港まで行ってアレンジしたから次のメドがすぐについたわけで、これが家に帰ってネットやら電話やらでしてもきっとややこしくてめんどくさかったじゃない?」とか、「当たり前のこと」がちゃんと見えてきます。

そうすると、「じゃあ、今、この状況で何ができるか?何がベストか?」という思考回路を持つ事が比較的容易にできるのです。

この「実況中継」ですが、慣れないうちは、実際に声に出してしてみると、けっこう良いです。自分の状況や感情をあえて言語化するということで、とりあえず「落ちつく」という効果もあるし、自分の状態についての実況中継を自分の耳で聞く、ということによって、自分自身を一歩引いて見る、というできるようになり、ネガティブな感情を抱えていたとしても、そういうネガティブな感情に「支配されなくなる」のです。

だまされたと思ってやってみてください。昨日のわりと「とほほ」な状況の私には、結構効きましたよ!

<余談>
・・・そして、「あなたがとりあえず空港に行けっていうから、行ったら、こんな大変なことになってんのよ!もうっっ。おまえのせいだ〜〜!!」などと、電話で夫に八つ当たりして彼の気分を害し、さらにもう一個ストレスフルなことを創出する、というイライラの連鎖(これ、ほんと不要で役に立たなくて、百害あって一利なし、なのですが、こういうこと、ありません?・・・私は昔はあったような・・・苦笑)を最初から断ち切ることができます(てか、これ、ほんと〜にただの八つ当たりですね。でもこういう時って、とにかく八つ当たりしたくなるのです・・・って、私だけ??笑、笑、笑)。