コーチのエネルギー・チャージ

「いつも人の愚痴ばかり聴いてて疲れませんか?私なら絶対できない〜。」

コーチングのことを知ってはいてもよくは理解していない方からこのように言われた事があります。

いつも人の愚痴ばかり聴いて疲れる・・・私の場合はこういう経験はゼロです。クライアントさんがセッション中にいついつまでも「ぐるぐる」してしまう、という時、それはコーチの責任が大きい(と私は思っている)ので、そういうことが起こる時に(特に最初のころありました)、「あ〜、うまくできない・・・」と思って落ち込むことはありましたし、今も皆無ではありません。でもそれは自分に対して「いやんなっちゃう」こともあるとういうことで、クライアントさんに対してそういう感情を持った事はいままでありません。(ちなみにコーチが自分に対して「いやんなっちゃう」というのは、実はクライアントさんに対して望ましくないことなので、この状態にはまったら、そこからいかに素早くリカバリーできるか、がとても大事なのですが、このことはまた後日。)

これは断言できますが、コーチング・セッションを通してクライアントさんにコーチである私の方が「力をもらう」ことの方が断然多いです。

テレビで「感動のドキュメンタリー」の類いの番組を見て、心をゆさぶられること、皆さん多かれ少なかれ経験がありますよね?これはコーチとしての体験がない人にはなかなか分かってもらえないかもしれないのですが、どのようなクライアントさんであれ、その課題や問題がどのようなものであれ、そこにはひとつひとつドラマがあって、語られるべきストーリーがあります。普段の生活ではなかなか日の目を見る事の無いドラマやストーリーでも、コーチングの場ではそれらが、ぐわっと、ふわぁっ、しみじみと、どひゃ〜っと、どっか〜んと、じんわりと、などなど、様々な形で表出するのです。そしてコーチは、そういうドラマやストーリーを生で見て聴いて味わう特権を持っているのです。

誤解を恐れずに言えば、すごく面白いのです。そして感動するのです。なんか、人間ってすごくない?って、まじに思ったりするのです。そしてそのチョウ臨場感のあるドラマやストーリーを見て聴いて感じることで、コーチであるこちらがエネルギーをチャージすることができるのです。

「いやあ、私の人生や生活は、ふつ〜で平凡でたいしたことなくて、全然そんなんじゃないよ・・・」と思う人、それは違います。あなたが気づいていないだけです(きっぱり)。