思わず位牌に手を合わせてしまうことーLOCK DOWN DRILL

かつて大学院生として8年間アメリカに住んでいたけど、親として家族としてアメリカに住むのは、また全く違う経験で、驚くことが多い。

驚くことは色々あるけど、その最たるものの一つは、息子が学校でlock down drillというものを定期的にしていること。これは銃乱射犯の攻撃を想定して行う訓練。日本の学校の避難訓練よりもよほど頻繁にしている。
The eagle has landedという(放送?)コード(?)が合図で、教室に鍵をかけて(というか、普段も本当はかけてないといけないらしい。先生によるみたいだけど)電気を消してドアや窓から離れて息を潜めて隠れるのだそうで。それから火災報知器が鳴っても、むやみに教室の外に出るな、という指導もあるとか。それは罠かもしれないから。

それから、トレイの中にいたら、便器の上に立つように、という指導もあるらしい。アメリカのトイレは下がオープンなので、そうしないと足が見えて人がいると分かってしまうから。

そしてこのドリルは、子供にも親にも全く事前の通知なく行われる。行われた日はメールで「今日ロック・ダウン・ドリルを行いました」という通知が学校から事後報告で来る。必要な訓練だと思うので、ちゃんと訓練してくれるのはいいことだと思うけど、こういう訓練が必要だということそのものが。。。なんとも暗澹たる気持ちになる。

少し前になるが、テキサスの教会でまた銃乱射事件があった。またしても悲惨な事件。そしてある意味そういうニュースに慣れてしまっている気もして、余計に暗澹たる気持ちになる。

明日も明後日もその後も、ずっと、何事もありませんように。息子が無事に帰宅しますように、と、思わず両親の位牌に手を合わせてしまいます。(別に仏教徒というわけでもないのだけれど。)