自分が出した“答え”が正しい答え

数ヶ月前ですが、10回(プラス導入セッション)パッケージのセッションを全て完了されたクライアントさんは、専門性のあるお仕事を持つ、一見おっとりとしてかわいらしい女性。同時にとても堅実でしっかりしていらっしゃるなあ、という印象を受けます。傍目から見れば、外側だけを見れば、人生および生活の上で特に大きな問題を抱えているということではなかったのだけれど(ご本人の弁です)、彼女の内側ではご自身についての大きな葛藤がありました。そして変わりたい!!という強い決意でもって、10回パッケージのセッションにお申し込みをいただいたのは、昨年のことでした。

最後の10回目のセッションの時、一連のコーチングを受けてどうでしたか?ということについて、総括していただいたのですが、以下、いただいたご感想の断片(と私のリアクション)をご紹介します(録音などはしておりませんので、一語一句正確ではありませんが、私の表現がご自身の意図と違っていないかどうかを含めてクライアントさんご本人の確認と了承をいただいて記載します。)

<何かに迷ったりした時、今までは、自分以外の人(親とか職場の人とか)からどう見られるか、ということでものごとを決めたり行動したりしていた。>

<今は、“自分は”どうしたいの?自分に訊くようになった。自分自身と対話をするようになった。>

<そして自分が出した答えが、正しいんだ、と思えるようになった。>

↑この、「自分の出した答えが、正しいんだ、と思えるようになった」というご感想を訊いて、私は思わず「素晴らしいんですけど・・・あの、正直言って、そんな言葉を聞くとは思ってませんでした」と伝えました。想定以上、の言葉だったので、本当にびっくりしたのでした。(もちろん、勝手に想定(=クライアントさんの限界を決めること)なんてしちゃいけないんですけど、「わあ、想定以上」と思った時、あ、自分は勝手に想定してた、自分こそがクライアントさんの限界を決めていた、と気がつきます。)

そうしたら彼女は「私がこんなこと言うようになるなんて、自分でも驚いてます」と返してくれました。

そしてさらに続けて言ってくれました。

<だからと言って、いつもその「正しさ」に自信があるわけではなく、「これで・・・いいのかな・・?本当に大丈夫、私?」と、揺れるときも、まだとても多い。それでも、他の人からどう見えるか、じゃなくて、自分はどうしたいか、というところに戻ってこれるようになっている。>

<自分以外の人がどう思うか、という基準で何かを決めたり行動したりするのは、ある意味で楽なことだった。分かりやすかった。でも自分が本当はどうしたいのか、は簡単には分からない。自分のことがよく分からないところがまだあるから、そこを基準に何かを決めたり行動したりする方が(実は)難しい。>

<でも、自分との対話を続けて行こうと思う。>

そして先日、一連のコーチング・セッションの締めくくりとして最後に設定していただいた「チャレンジ」行動をついに実現・達成されたことについてのご報告メールをいただきました。

【ちなみにこの「報告メール」を送ってくださいね〜、というのも実はコーチングではよく使われる手法で、教科書的に言うと「行動と学習」を促すものです。セッションとセッションの間に設定するさまざまな「宿題」を実行を促すための仕組みのひとつとして「コーチに報告をする」のです。自分の行動についてメールで報告をする、というのは、励みにもちょっとしたプレッシャーにもなるわけです。(←とは言え、実際にするか否かは全くクライアントさんの自由です)。文章にしてメールで送ることによって、ご自身の行動を振り返る作用もあります。】

この「チャレンジ」行動も、他の人にとってはひょっとしてチャレンジでもなんでもないことかもしれません。でも、このクライアントさんにとっては、やはり、「自分がこんなことするようになるなんて、以前は想像もできなかった」ことなのでした。

さわやかに生き生きとそのチャレンジ行動を実現・達成されたご様子を写真に撮ってメールで送ってくださったのですが、そこに添えられていた文章がとても素敵でした。上述の一連のコーチング・セッションについて口頭でいただいた感想と重なる部分もあるのですが、さらにまた、「いい感じ」に深まりそして抜けてきた感じのあるクライアントさんの「今」を感じることができたので、一部そのまま抜粋してご紹介して、終わりたいと思います。

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コーチングを終えて、外側は特別に変わらない日常です(笑)
私の内側は、良い気分を選択し、小さい些細な事ですが自分の気持ちに素直に行動することを意識し、できる範囲で行動してます。
少しずつどんな私にもOKが出せるようになった気がします。
正直、自分の気持ちに素直に行動しても先に何に繋がってるのか分からないし空回りした気分になる事もありますが(^^;あれれ。
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・・・・蛇足ですが、実は、この「あれれf^^;;」の部分を拝見して、余計に、いい感じじゃ〜ん、て私は思いました。どうしてそう思ったか、その解説(?)はまたいつか機会があれば別の形で。

*クライアントさんご本人のご確認とご了承を得た上で、上記の文章を掲載しています。