「その人すべてに焦点を当てる」
私が学んできた「コーアクティブ・コーチング(Co-Active Coaching)と言われる流派(?)には「4つの礎」と言われるがものがあり、そのひとつが「その人すべてに焦点を当てる」です。以下は、私たちCPCC(=Certified Professional Co-Active Coach=認定プロ・コーアクティブ・コーチ)らにとってはまさに「バイブル」である「コーチング・バイブル」という本に書かれている文言そのままですが(ちなみに第三版の23ページです)、この礎を言い換えるとこういうことになると思います。
「コーチが向きあっているのは解決すべき問題ではなく、一人の人間です。」
え、コーチングって問題は解決してくれないの?と思う方がいらっしゃるかもしれません。解決しないわけではないのですが、問題の解決は、「一人の人間に向き合った」結果として(そしてその結果として初めて)訪れる、というのが私の解釈です。逆に、問題だけに向き合ってそれを解決しようとやっきになってもその「問題」は解決しない。一見解決したように見えても、その人すべてに焦点をあてない限り(そして「本質的な変化」が呼び起こされない限り=これも礎のひとつなのですが、今回は触れるだけに留めます。)、結局同じ「問題」が繰り返し起こる、ということになります。
例えばクライアントさんの「テーマ」として「やることが多すぎる/優先順位をはっきりさせたい/タイムマネジメントを上手くやりたい」などという感じのことが挙ってきた場合。
「やるべきこと」「やりたいこと」を整理して、なんらかの基準を明確にして、優先順位をつける、とか、自分ですること、人に頼むことを選り分ける、とか、一日のタイムテーブルを書き出して無駄な時間を洗い出すとか・・・そういうことも、とても大事だと思いますし、有効だと思います。
でも、ちょっと待って。
「やることが多すぎる/優先順位をはっきりさせたい/タイムマネジメントを上手くやりたい」などという感じのことがテーマになる時って。
「問題」ではなく「一人の人間」に向き合うと、一見同じ「問題」でも、「ほんとうに何が起こっているか」は全く違ったりするんですよ。
考えられるケースで両極端なものを挙げると(とは言うものの、どちらの場合も似たようなケースを私のコーチング・セッションで経験してますが。)ひとつは、
「将来への夢が大きくて野心も大きくて、あれもこれも達成したい!だから、ああ、やりたいこともやるべきことも多すぎて、困る〜、時間ない〜〜」って場合。
もうひとつのケースとしては、
「組織でこき使われて毎日仕事をこなすが精一杯。いきあたりばったりでもなんとかやりとげないといけないことに日々追われて、先のヴィジョンを描けないしそんな暇もない。休みたいけど、とっても休めない・・・」
というような場合。
この二人、全く違う状況にいますよね。
でも、テーマとして「やることが多すぎる/優先順位をはっきりさせたい/タイムマネジメントを上手くやりたい」という一見同じ「問題」が挙ってくることって十分あり得るんですよ。とうか、よくあります。
「一人の人間」を見ることなしに、この「問題」だけを「解決」しようとしても、うまくいかない・・・というのが、分かっていただけるでしょうか。
たとえ最終的なアクションプランとして「やるべきこと」「やりたいこと」を整理して、なんらかの基準を明確にして、優先順位をつける、とか、自分ですること、人に頼むことを選り分ける、とか、一日のタイムテーブルを書き出して無駄な時間を洗い出すとか(上記のコピペです。笑)、そういうことをすることになるとしても、
前者と後者のケースでは、そこにいたるまでのプロセスが全く違うのです。そしてそれぞれの「問題」だけではなくて「人間」に向き合った上でセッションを行わなければ、上記のアクションプランは、おそらくは、「絵に描いた餅」になります。
一見「正しい」と思われる解決策であっても、それは「問題」のための「解決策」であって、その「人間」の魂に響いたものとならないからです。
英語が話せるようになりたい!みたいな場合にも当てはまりますが、ちょろっと表面的な部分をマニュアル通りにやって即解決!はい、できました!みたいなことは、ないです。もちろん、たった一回のセッションがきっかけとなって、人生が劇的に変わる、なんてこと、ありますよ。あります。でも、それはその前と後に、そのセッションの前と後に、ちゃんとその人の中で準備ができていたり、行動力があったりするからです。
ここまで書いて、「その人すべてに焦点を当てる」って、「急がば回れ」ってことともある意味同義?なんて思ってます。
あえて言います。
私と一回セッションして今抱えている問題を即解決したい、と思うならば。
ごめんなさい。お互いの時間の無駄となります。
私と一緒にあえて「急がば回れ」をしてみたい方。
私と一緒に「一人の人間と向き合う」とはどういうことなのか、感じて体験してみたい方(この「一人の人間」とは、あなた自身のことですが、コーチの私自身のことも入ると思います)。
お気軽に、サンプルからどうぞ。
そのあと、コーチング・パートナーシップにつながらなくても、全く問題ありません。
袖振り合うも多生の縁。
その出会いは、きっとあなたと私の何かにつながるから(てか、別につながらなくても、面白かったり深かったりする時間を共有できたらそれでいいしね^^)。
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最後の方でクライアント募集、みたいな文章になってしまったので(笑)、この場を借りて、8月始まりのクライアントさん3名まで募集します。
英語×コーチング、通常の日本語コーチング、どちらでも可能です。
また、ご要望に応じてミックスすることも可能です。詳細についてはお問い合わせください。
料金については、私のHPをご覧下さい(ブログから飛べます)。
HPには未記載なのですが、英語コーチングのセッションの場合は3回(各1時間)で¥35,000のパッケージがあります。

