旧友からの絵手紙

新卒として入社した某広告代理店の同期女子から、春の「絵手紙」をもらいました。比較的最近絵手紙教室を始めたと思われるその彼女は、フェイスブックで時折作品をアップしているのですがなかなかの腕前。春先にアップした作品を見て、私が「欲しい!」とコメントしたら、それとは別の作品でしたが「ほいよ」とアメリカまで送ってくれました。

マトリョーシカの絵に、「咲いても咲いても、私、尽きません」とのコピー(?)が。宛名書きの面に「なんとなく、どんどん脱皮していくイメージがアナタにぴったり!?」と書かれてありました。

なんか、応援してもらっている様でとても嬉しかったし、そんな風に見てもらってるんだと思うと、それもまた嬉し、でした。

そっか〜、私の今って、マトリョーシカの外側を何層かとった感じだったの?なんて・・・(そしてマトリョーシカを買いたくなるワタシ)。

実は彼女とは、1993年に私がその会社を退職して留学する事になって以来、一度も直接会っていません。途中、共通の友人を通してメールでのやりとりがちょっとありましたが、それもいつの間にか途絶えて、連絡を再びとりあうようになったのは、私が今回アメリカに引っ越して来る前後。2年ほど前です。その時も、共通の友人のフェイスブック・ページに私がコメントを入れたのを見て、彼女がすかさずお友達申請をくれたのでした。

その時のやりとりで彼女が私に言ってくれたのが、当時(20年以上前)の私の彼女に対する態度や接し方がとても嬉しかった、ということでした。それを聞いて私はもちろん嬉しかったのですが、同時に少し驚きました。だって私は彼女に対して、特にどうこうしよう、と思って何か言ったりしたりしたことはなかったから。私は「あまり接する機会は多くないとは言え、会えば楽しい話がはずむ同期女子と仲良くしていた」だけだったからです。

今、振り返れば、彼女が当時置かれていた人間関係を含む色々な状況の中における、彼女にとっての私という同期女子の位置づけが見えてきます。

でも、二十歳やそこらの当時の私は、今以上にKYだったから、よく分かんなかった。私はだた、「私だった」だけなのです。

つまり、今の私と彼女のつながりは、今現在の私の在り方だけじゃなくて、その20年以上前の私の「在り方」に依るところも大きい訳ですよね。だけど、当時の私は、まさか20年以上たってから彼女とこういう風につながるであろうなんて、夢にも思っていなかったわけです。

そして逆に言うと、今、「今」の人間関係をどうこう考えるときに、20年以上前の自分の「在り方」なんて、それがとても大きな要素であるにも関わらず、どうにもできませんよね。

実は彼女とは、今度東京でワークショップを一緒にする企画を進めています。私が認定資格を持っている「レゴ・シリアス・プレイ」のワークショップです。
彼女は、もともとはイベント企画などの仕事を広告代理時代もしていて、ここ最近も別の形でそういうことに関わっている女性で、いわば「イベント企画のプロ」。

これも、「帰国しますが、ワークショプ、したい人いますか〜?」って感じで呼びかけたら「したい〜!」って彼女からすぐに反応があって、「じゃあ、しよう!」って感じで、チャットでぱっぱっぱっとやりとりをして、すぐに日程を決めて、やることになったんです。そして間をあけずに、二人でスカイプミーティングをしてテーマ等などを議論して深めて、なかなか「いい感じ」に進んでます。

この展開には、(スピーディーだし!)実はびっくりしてます(笑)。そしてそれ以上に、20年以上経って太平洋を越えてつながったもと同期女子と「なんか面白いことで、そして人のためになること、やろうよ!」てなノリで、アイディア出し合ってそれだけじゃなくて行動に結びつく、なんて、すごい楽しくない?って、思ってます。ほんと人生って不思議です(笑)。

彼女とのつながりを通して感じたことのひとつ。それは、よく何をするでもネットワーキングとか、人とのつながりが大事とか、言うけど、人とのつながりとか関係性の構築というのは、じゃあ作りましょう、って感じで計画立てて、はい、いついつまでにここまでね、って感じでプロジェクトみたいにするもんでも、できるもんでもないんだな〜、っていうこと。ましてや一朝一夕にできるものじゃない。

どんな出会いであっても、その出会いがいつか(20年以上経って、とか!)何か思いもかけないことに結びついても、結びつかなくても、そういうことの関係なく、ただひとつひとつの出会いや関係を大切にして、誠実に人に接するってこと。結局はそれが、人生を豊かにそして面白くしていくんだな〜、って、最近感じてます。

ま、そういうことを感じるだけの年齢になったから(だから出逢った人の数も増えたから)ということもあると思いますが・・・。

その彼女は実はコピーライターの経歴もあります。

それゆえなのか、

「咲いても咲いても、私尽きません」

さすがだな、と感じ入りました。

受け手のココロに、ぐわんと響いたもん。
この絵手紙、フレームに入れて飾りたいなと思ってます。