私と英語(その3)ーデニエくんとダニエルくん
アメリカに引っ越してきてからもうすぐ2年になる息子。
当然ですが、最近は親よりも上手な英語を話しますし、耳にしたことをかなり正確に繰り返す事ができます。
でも、来たばかりのころは、「かなり近い音」を再現することはできたものの、その通りに毎回繰り返す、ということはまだ難しかったんです。
そのころの息子には、日本から来たばかりの息子と仲良くしてくれていた男の子がいました。
息子が言うには「デニャ」くん。なんかもちゃもちゃ言っててはっきりしないんだけど(というか、私が息子が発している音を聞き取れなかった)、なんかデニャ、とかなんとかニャとか言ってるのです。
うん?デニャくん?なんか変な名前だな〜と思いながら、私は「デニエ」くんとしてその男の子のことを認識しました。だってデニャって、なんか、??って感じだったから覚えにくい。デニエ、なら、おさまりがいいでしょ。ってことで、自分のあたまに、<お友達その1=「デニエ」くん>、インプット。
そう、これ、昭和の日本の英語教育の大いなる弊害だと思うんですけど、私、最初にまず「カタカナ」で認識しないと、人の名前も単語もアタマに入らないんです。
で、もう少し息子が学校に慣れて来たころ、息子の話から息子にはDanielくんというお友達がいてその子とよく行動をともにしているということが分かりました。Danielくんね。はいはい、「ダニエル」くんか。息子と仲良くしてくれる子の名前はちゃんと覚えておかないとね。私はDanielを「ダニエル」に変換して、その子の名前を自分の頭にインプットしました。
そして私はかな〜り長い間、息子には「デニエ」くんと「ダニエル」くんという二人の親切なお友達がいるんだな〜、と思っていたのです。
分かる方にはもうお分かりでしょうか。(まだ分からない方、私と同類ですね^^)。この「デニエ」くんと「ダニエル」くんは、なんと同一人物だったのです^^;;
あらま。
ちなみに夫はなぜかとっくに分かっていたようで、ある時息子がDanielくんの話をしている時に、私が(息子の発音がよく分からなくて)「え、ねえ、それって、デニエくん?それともダニエルくん?」と息子に名前を確認したら、息子と一緒に目を丸くしておりました。
そして大ウケ。私は呆然。息子もちょっと「ママ〜、とほほ」って感じ。
あとの方になって息子がその友達の名前を「デニャ」ではなくてより正確にDaniel と発音できるようになったので、私はDanielという名前そのものは認識することはできたのです。ただ、カタカナ変換して「ダニエル」として自分のあたまにインプットしたので、その前にインプットしていた「デニエ」くんと同じ名前だとは、全く思いつかなかったのです。
「おまえだって最初はちゃんと名前言えてなかっただろう〜」などということは息子に言ったりしておりませんが、しかし、それもあるとは言え、やっぱりこれって昭和の英語カタカナ変換教育の弊害だと思うんだよね〜、と自分が受けた教育制度を責めてしまう私でした。(あ、単なる、おっちょこちょい??)

