抜けない「癖」
子供が一歳のときに育児休暇を終えて復職してから退職してアメリカに引っ越しをするまでの約5年間、夫とは離れて暮らしていました。と言っても別に仲が悪かった訳ではなく(笑)、私たちの職場が離れていたので、一緒に住めなかったのです。
周りに親兄弟などがいない中、一人で働きながら小さい子供を育てていたためか、私は常に「時間がない」と思っていました。だから、常に時間を気にして「よし、この1時間の間にそれとあれとこれを済ませよう」という感じで、いつもマルチ・タスクでいろいろなことを走らせ、私自身も実際「走る」ことは少ないものの常に早歩きでした。(笑)。そしていつも「効率」を気にしていました。
たとえば勤務先の大学内でちょっと用事を足すときでも、「授業の後あそこに寄ってからこのルートを通って生協に行って○○をしてそのあと事務室によって△△をしてこっちのルートで自分の研究室に帰ろう」というように、常に効率よく行動できるように頭の中で考えていました。あ、当然早歩きですよ(笑)。
朝なんてほとんど喜劇です。一時間目の授業がある時ほどなぜかぐずる(失笑)息子にきりきりとして彼の支度をして自分も支度をして、朝ご飯やら何らやの片付けをして洗濯機を回して、車のチャイルドシートに子供をセットしてエンジンをかけて一緒にご出勤!に至るまでには、すでに心身ともにぐったり(笑)。
こういうのは「良いこと」ではないと思うのですが、5年もやってるとそれはもう「癖」になるのです。
そして前職を辞めてアメリカに引っ越してきてからすでに1年半以上経っているのですが、その「癖」がなかなか抜けていない、ということ、そしてその「癖」が私の生活の中で不要なストレスを生んでいる、ということに、自分のコーチからの指摘もあって、先日気がつきました。
もちろん、いまだ小さい子を育てて主に在宅とは言え働いているので、時間が有り余っているわけでは決してありません。
でも、組織に属して働いて一人で子供を育てていた頃とは雲泥の差がある。はずなのです。今は夫も一緒に住んでいるんだしね(笑)。
だから。
マルチ・タスクじゃなくて一度にひとつのことを心を込めてしたらいいのに。
1時間で終わらなかったらあと15分時間をかければ済むことなのに(だから終わらなくてもあせらなくてもいいのに)。
早歩きをしなくてもいいのに(車中心の生活なので、だいたいあまり歩かないんだし!)。
買い忘れたものがあったら明日にでもまた出かけていって買えばいいのに(日本にいたころは買い物に行ける時間も限られているカンジだったので、こうは思えなかったのです)。
一時間目の授業があるわけじゃないから、子供がスクールバスに乗った後でゆっくりと家を片付けて自分もいろんな支度をすればいいのに。
だから子供が多少だらだらしても、きりきりする理由はないのに。
そんなにいつも時間を気にする必要は、もうないのに。
家事やら用事やらをする効率が多少悪くても、問題ないのに。
それなのに。
私、相変わらずなんですよ。
そんな必要、もう、ないのに。
今はもうかつてとは全然違う生活を1年半以上も送っているのに。
「癖」が抜けないのです。5年間の間に染み付いた行動や思考や感じ方の「癖」が、抜けてないんです。
そして自分のコーチに指摘されるまで、そのことに全然気がついていませんでした。
「癖」って病気よりも直りにくかったりしますよね^^;;
でも、コーチのおかげでまずは自覚できるようにはなりました。自分の「癖」。
すぐには直らないです。それが良いものじゃないと分かっていても。
だって「癖」だから。
でも、自覚すること。まずはそこからです。
そして、その「自覚」に至るまでが、自分一人ではやっぱりちょっと難しいんですよね。
そして上記のようなこと以外にも、いっぱい「癖」があるんだろうな、と思ってます。コーチングに関わるようになってから、かなり自覚するようになったものもありますが、まだまだ「日の目を見ない」ものがいっぱいあるに違いないです(笑)。
あなたにはどんな「癖」があると思いますか?
それはあなたが知らないうちに、ひょっとしたらあなたを不要に苦しめているかもしれません。

